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夏目漱石『三四郎』から学ぶ、生きづらい現代社会を生き抜くヒント
「生きづらい」という言葉をよく耳にする。確かに、今の世の中には、人を認めるだけでなく、否定する風潮も一定数あるように思う。しかし、私たちはそれでも生き抜かな... -
陸上競技を描いた小説3作を徹底比較!同じ題材でどんな違いがあるのか
さて突然ですが、皆さんはあるテーマに沿って本を読み比べたことはありますでしょうか? 同じ作家さんの本、同じ賞にノミネートされた本など、比べ方って色々あると思... -
聴覚障がいの一種・ろう者のアイデンティティから見えてくる「言葉」「障がい」「普通の人」の本当の定義
「ろう者」と呼ばれる人々をご存知でしょうか。聴覚障がい者の分類のひとつで、先天性または幼少期の言語獲得以前に聴力を失い、基本的に手話を母語(*自然と覚える言... -
道徳をあえてぶっ壊す?フランス文学と日本の漫画から見るアンチモラル
「モラリスト」とは直訳すると「道徳的な人」のことで、主にフランスの思想家を指す。ところがフランス文学では、性描写においてモラルを冒涜するものが好まれているよ... -
尾崎放哉は「咳をしても一人」だったのか?調べたら意外な素顔が見えてきた
咳をしても一人 何とも哀愁が漂うこの句をご存じだろうか。俳人・尾崎放哉(おざきほうさい・1885年~1926年)の代表作の一つである。尾崎放哉は明治から大正に活躍した... -
【後編】「短歌で天下を取る、時代を作る」歌人・初谷むいが語る壮大な野望
※前編はこちら 【文芸部ではカースト最弱だった】 ――初谷さんが短歌を始めたのは、高校の文芸部に所属していたときからですよね。きっかけは何だったんでしょう... -
【前編】「短歌で天下を取る、時代を作る」歌人・初谷むいが語る壮大な野望
「短歌で天下を取りたいんです」 ふわっとした柔らかな笑顔で、大きすぎる野望を堂々と口にする若き歌人がいます。初谷むいさんです。 それはたとえば、... -
【結果発表】オリジナル文壇カクテルのアイディア
プチ文壇バー月に吠えるで提供中のオリジナル文壇カクテル。現在は「印税生活」「締切前夜」「走れメロス」「バナナフィッシュにうってつけの日」の4種類ですが... -
【エピソード5】壁一面に本棚のあるゲストハウス 旅人たちそれぞれの物語
子どものころから、旅に出るときは本を一冊カバンに忍ばせていた。旅と本はいつもセットだ。25歳になった私は、思い立って仕事を辞めて、壁一面の本棚があるゲストハウ... -
シンガーソングライター・大森靖子の独創的で愛に溢れた歌詞の世界
「メンヘラの聴く音楽」と言うと、どんなミュージシャンを連想するだろう? ファンの方には申し訳なく、心外だと思われるかもしれないが、シンガーソングライターの大...