3月4日(金)、緊縛師である一鬼のこさんの写真集『Red』が発売されます。また、写真集発売に伴って、3月11日(金)~13日(日)の三日間、ギャラリー新宿座にて記念展示会も開かれます。
皆さんは「緊縛」と聞いて、どのようなイメージが浮かぶでしょう。人それぞれですが、SMプレイの一つという認識が強く、とっつきにくい印象を持っている人もいるのではないでしょうか。
しかし一鬼のこさんの作品は、とても繊細で怖い雰囲気もなく、まさに芸術。縛られたモデルさんを目の前にして、「綺麗だ……」と見とれてしまいます。
今回の作品『Red』シリーズのテーマは「つながり」。血や運命の赤い糸による「つながり」を強く主張するために用いられたという赤い縄と、白い空間のコントラストはインパクト大です。
一鬼のこさんは2001年に緊縛を始め、2006年からパフォーマンスや作品づくりを行うようになります。そのアート性の高さから、フジロックフェスティバルや、ファッションブランドの新作レセプション会場でパフォーマンスを披露したこともあるほど。
国内だけでなく、台湾、ロンドン、ミュンヘン、オランダ、オーストラリア、ベルリン、ローマ、カナダなど、世界中で公演やワークショップを開催しています。
そんな一鬼のこさん、本籍は名古屋市南区柴田、出身幼稚園は葵名和幼稚園、小学校は東海市立名和小学校。奇しくも『柴田』(しばった)、『名和』(なわ)と、緊縛を連想させる地名で育ちます。
本人も公式サイトで「なるべくしてなった縄のスペシャリストなんだなぁと思います」とコメントするなど、まさに生粋の緊縛師なのです。
写真集や展示会では、美術品としての「緊縛」、そして一鬼のこさんの世界を堪能できること間違いありません。この機会に、ロープアートに触れてみるのもいいかもしれませんね。(文 小糠あお)
一鬼のこ写真集『Red』
発売日:2016年3月4日(金)
収録:108ページ
出版:マイウェイ出版
発売記念展示イベント
期間:3月11日(金)~3月13日(日)
時間:12:00~20:00
場所:ギャラリー新宿座
企画① オープニングレセプション&アーティストトーク 3月11日(金)18:00~20:00
19:00よりトークイベントを開催。初期作品の写真家と一鬼のこによるRedシリーズの制作秘話を披露。
企画② 赤縄ブレス OR 赤縄キーホルダープレゼント ※写真集購入の方限定
一鬼のこオフィシャルHP