「僕たちが作るのは、はじめての植物図鑑」。あなたの生活に寄り添うリトルプレス『微花』—前編—

 

こんにちは、月に吠える通信ライターのサカモトアヤコです。

 

皆さんは、2015年春に今までにないシンプルな植物図鑑が発刊されたことを知っていますか? その名も『微花(かすか)』。

 

 

微花とは

図鑑です。名ざせない植物、との距りの。季刊誌です。その名を知るまでのひとときの季節の。目ざましいものではなくてかすかなものを、他をしのぐものではなくて他がこぼすものを、あらしめるもの、またあらしめようと目ざすこころみです。

『微花』より引用

 

形態は植物図鑑と言いながらも、載っている情報は植物の名前と写真、そして少しの文章だけ。わずかな情報量で、街と静かに共存をする植物の姿をありのままに伝えているのです。

 

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この植物の美しさ、そしておしゃれな街感。何度も見返したくなりませんか?

 

『微花』は発刊するやいなや、Twitterでたくさんのレビューが並びました。そして今年の4月に発売された『微花−春号−』は500部つくられたのですが、早くも品薄状態になっています。

 

そんな『微花』を作るのは大阪産の2人組、西田有輝(以下西田さん)と石躍凌摩(以下石躍さん)。

 

実は、筆者と2人は、『微花』が生まれる前からお友達。普段から『微花』や植物への思いを彼らから聞いていましたが、今回の『微花-秋号-』出版を機にインタビューを敢行しました。そもそもどうしてシンプルな植物図鑑を作ったのか? 2人と植物の関係性とは?

 

彼らの『微花』に対するアツくて、だけれどどこか冷めている想いをお届けします。読み飛ばし、なんてナンセンスなことは禁止ですよ。

 

 

話を聞いた人:

西田有輝(にしだゆうき)

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1988年東大阪生まれ。高校から突如スイスへ。その後1年イギリスで絵を描いていたかと思えば日本で料理を学び、塾で英語の先生をしたりユニクロでいらっしゃいませしているうちに、リトルプレス「微花」を出版。写真とデザインを担当している人。

 

石躍凌摩(いしやくりょうま)

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1993年豊中市生まれ。自己紹介が苦手。二十歳の春を迎え忽然と花に惹かれて以来、花の名を図鑑で調べるようになった。その後リトルプレス「微花」を出版。写真と文章を担当している人。