はじめまして、源氏物語が大好きなライター、村上杏菜です。このコーナーでは、源氏物語からの引用を中心に、平安時代の恋愛のアレコレを分かりやすく紹介していきたいと思います。
平安時代に興味がある人も、平安時代と縄文時代の違いがサッパリ分からない人も、お気軽にお付き合いください❤
さて、さっそくですが、平安時代とは、だいたい今から1000年くらい前と考えてもらえれば覚えやすいかと思います。今年が2013年(※記事作成当時)ですから、だいたい西暦1000年前後ということです。
なんだか昔すぎて想像もつかない感じですが、たとえば徳川家康が幕府を開いた江戸時代(1603年~)なんかは今から400年くらい前ですから、1000年前なんて言うと、相当昔なんだなってことです。
この当時の日本の人口は、変動もあり諸説ありますが、だいたい400~500万人前後のイメージです。今年の年明けくらいに“LINEの国内ユーザー1億人突破!”ってな報道がありましたけど、その半分未満程度しかいなかったってことですね。
そんなに昔で人口も少ない時代ですから、当然色んなことが超アナログです。印刷技術がないので全てが手書き、移動は徒歩か牛車。お風呂は週に1回程度。トイレはおまる(のようなモノ)。
現代から考えるとすさまじくレトロな文化ですが、こんな時代の男女はいったいどんな風に恋愛をしていたのでしょうか。……正直、1週間もお風呂に入ってない人とチューなんてしたくないと思っちゃいますけどね。
しかも、この当時の女性は基本的に男性の前に姿を現さない文化になっております。じゃあ、どうやって出会うの? というと、このコラムのタイトルにもつながってくるんですが、あるんです、方法が。
……というわけで、次回は平安時代の男女の恋の始まり、“出会い”の方法について紹介したいと思います。お楽しみに★
※第2回に続く