【第二局】ルールを覚えてきた麻雀初心者が、女子麻雀サークル『MAGNET』に乗り込んでみた

目次

 

第一戦目。まさかの○○逃し・・!!

 

今日の勝負は東風戦(※)。

(※半荘の半分。短期決戦となる。)

 

出だしから配牌もツモも良く、手配がこんな感じになってきた。これは……いい感じなのではないだろうか。

 

 

全て同じ種類の牌で作る、清一色(チンイツ)という高い役を狙うことにした。

 

やがて思惑通り、こうなる。

 

 

二萬と九萬待ちだ。ここに、四萬を持ってきた。

 

だんだん複雑になってきたぞ……。

 

間違えないようにしなければ、と冷や冷やしながら九萬を捨てる。

 

 

これで、二萬と五萬がくればあがることができる(よく考えたら、九萬ではなく二萬を捨てれば三・六・八・九萬待ちとなったのだが、このときは気付くことができなかった……)。

 

結果。

 

 

下家「ツモ! トイトイ、ドラ3で2000、4000!」

 

下家がツモあがり。三・六・八・九萬待ちにしていたら、この下家からあがれていたことになる。私は切ない気持ちで顔を伏せたまま、そっと手配も伏せたのだった。

 

一向にあがることのできない戦い

 

第一戦目は、そのまま惨敗でラス。そこからの戦いも、散々なモノだった。

 

七対子のテンパイに気づかないまま、崩したり。もっと広い待ちができるのに、狭く構えてしまったり(一戦目と同じ過ち)。

 

そのせいか、二戦目が終わっても、まだ一度もあがりを経験していない、という大惨事となっていた。ぶっきーという名に恥じない不器用っぷりである。

 

最終戦で、奇跡は起こる。

 

凹みながらも戦い続けていると、いつの間にかサークルの活動終了時刻、午後5時が迫っていた。第5戦目となる今回が、最終決戦だ。気を取り直し、気合いも入れ直す。

 

序盤は良い感じ。

 

 

ぶ「やる気満々リーチ!」

 

私のこの先制リーチにより、他の3人が「ざわ……ざわ……」という空気に包まれる。

 

そして……

 

 

ぶ「ツモ! リーヅモドラ4で3000、6000!」

 

出だしはこんな感じで絶好調だったが、そこから振り込みもあり、オーラスを迎える頃には2位になっていた。トップとの点差は、3000点。

 

下家にいるトップ目の女性は、リアルで麻雀を打つのはまだ2回目だそうだ。英語がペラペラの帰国子女で、最近シェアハウスで麻雀の面白さにハマったらしい。

 

うーん、2回目とはいえ、見るからに頭の回転が良さそうだ。間違いなく最速の手を仕上げてくるに違いない。

 

ぶ「絶対に追いついてみせる!」

帰国子女「HAHAHA! 負けませんよー」

 

なかなか手が進まない中、終盤になってなんとか七対子テンパイ。

 

 

ぶ「ここだ! リーチ!」

帰国子女「Oh, my!」

 

私は確信していた。このリーチこそが、この麻雀シリーズにふさわしい、最高の盛り上がりに――!

 

……なるはずが何も起こらず、そのまま流局。

 

 

テンパイ(※)の私は手配を見せる。

(※あと一枚であがれる状態のこと)

 

他の三人は、ノーテン(※)のようだ。

(※テンパイしていないこと)

 

テンパイ者は、ノーテンの人からテンパイ料をもらうことができる。この場合、ひとりテンパイだから3000点もらうことができて――

 

 

あ。逆転トップ。

 

……地味ではあるが、不器用らしい勝利を飾れたような気がする。

 

今回の感想

 

麻雀自体はミスだらけで、反省の余地しかない結果となった。しかし、MAGNETで麻雀を打っていると、まるで高校や大学の部活でワイワイ遊んでいるようなとても楽しい気分になる。みんな優しくて、ゆるく素敵な雰囲気なのだ。女性で「麻雀を覚えたい!打ちたい!」という人は、ぜひ参加してみて欲しい。

 

さて、次回は一体どこに乗り込み、どんな強者たちと戦うことになるのか? 果たして私は、不器用でない麻雀を打てるようになるのか? 乞うご期待!

 

……それにしても麻雀って、楽しいですよね。(取材・文 ぶっきー)

 

取材協力

 

女子麻雀サークル『MAGNET』

 

雀笑家 新橋カルチャースクール

住所:東京都港区新橋2丁目16−1 ニュー新橋ビル617

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