“日本一敷居の低い”文壇バーと銘打った「月に吠える」。ご存知の方もいるかもしれないが、ここには看板娘というものがいる。
その名は月子。妖艶でどこか可愛らしいこのキャラクターは、本WEBマガジンのバナーにも使われている。
ある日、筆者はコエヌマ編集長に持ち掛けてみた。
「月子さん関連で何か企画やりましょうよ!」
月子さんにもっと出番を!
なぜ筆者がこのようなことを提案したのか。月子さんは「月に吠える」のために生まれたキャラクターなのに、店の看板や名刺に描かれているだけで、他にほとんど出番がないからだ。
月子さんグッズでもあったら面白いのに、作られる気配がない。また「作家志望で、川端康成や谷崎潤一郎を愛読しているツンデレお姉さん」というプロフィールも設けてあるのに、出番がないため、認知度はかなり低いと思われる。
「月に吠える」をもっと多くの人に知ってもらうPR活動としても、ここは是非彼女に一役買ってもらうしかない。いや、それこそが彼女の役目ではないだろうか。
それだけじゃない。グッズを制作、販売し、もし大ヒットでもすれば……「月に吠える」が『日本一オリジナルグッズで儲かっているバー』で有名になるのも夢じゃないかも!?
二代目を募集しよう!
しかし、筆者の予想していた返事とは裏腹に、うーんと渋る編集長。
「月子さんを描いてくれたイラストレーターが、今忙しいみたいなんですよね」
話を聞いてみると、月子さんの生みの親であるイラストレーターが、本当の娘を生み、育児のため活動休止しているのだ。復帰もいつ頃になるか分からないらしい。
デザインを担当してくれる人がいなければ、月子さんのグッズを作ることもできない。(筆者は非常に月子グッズが欲しい)。 せっかくの看板娘を全然活かすことができないのも、もったいない。
どうしようもなく歯痒い思いをしていたその時、編集長からまさかの提案が。
「じゃあ二代目のイラストレーター、募集しましょうか?」
「に、二代目イラストレーターですか……!?」
「そう。オーディションしましょう」
新しく月子さんを描いてくれる人を見つかれば、グッズはもちろんのこと、このWEBマガジンで彼女のキャラクターを活かした企画を行うことも可能である。もっと月子さんが活躍できるということだ。
これは、やるしかない!
というわけで、二代目月子さんイラストレーターの募集開始である。
詳細は以下に(文・小糠あお)。
月子さんを描いてくれる二代目イラストレーター・デザイナー大募集!
■募集期間
6月3日(金)~6月30日(木)
■応募資格
・不問(プロ・アマ問わず)
・継続的に月子さん関連のデザインをお願いできる方(報酬あり)
■提出物
- 自己PR(Word・テキストデータにて添付もしくはメール本文に記載)
- 以下のプロフィールを踏まえ、月子さんを自由に書いてください(JPEGもしくはPDF形式)
<月子さんプロフィール>
妖艶でデカダンな香りを漂わせる、月に吠えるの看板娘。作家志望で、日中は自室にこもり原稿用紙に筆を走らせている。ヘビースモーカーで、性格はかなりのツンデレ。泉鏡花、川端康成、谷崎潤一郎といった日本の近代文学からサド、バタイユ、ジュネなどのフランス文学を愛読する。
■審査員
月吠えスタッフ一同
■応募方法
お名前、職業、年齢、連絡先を明記し、以下のメールアドレスまでご応募ください。
※☆を@に変更ください
■発表
本人に通知&本WEBマガジンで発表します