菊池寛や坪田譲治らが暮らし、 夏目漱石や竹久夢二など数多くの文豪が現在でも骨を埋めている土地、雑司が谷。
そんな、文学ゆかりの街、雑司が谷にて、古本のフリーマーケット「鬼子母神通り みちくさ市」が5月17日に開催されます。
「鬼子母神通り みちくさ市」とは
2008年6月、東京に地下鉄副都心線が開通し、雑司が谷駅が誕生しました。その駅のちょうどすぐ近くにある商店街が、鬼子母神通り商店睦会。鬼子母神堂付近から都電荒川線の「鬼子母神前」停留所を抜けて目白通りにいたる商店街です。
この場所で何か地域密着型イベントはできないかと、商店街と、早稲田(わ)・目白(め)・雑司が谷(ぞ)にて本に関する仕事をしているグループ「わめぞ」が手を取り、一般参加型の古本をメインとしたフリーマーケットがはじめて開催されたのが2008年。
現在ではおよそ2ヶ月に1度のペースで定期的に開催されています。
およそ40ある一般参加ブースでは、古本20冊という基準を満たせば、ほかにも雑貨、オリジナルの作品、リサイクル品などの販売も可能なので、個性豊かな出店者たちが集います。
周囲に大学の多い土地柄、学生の参加者も多く、いつもは穏やかな商店街もこの日ばかりは活気にあふれる一日となります。
参加者によっては値段のつけ方が甘かったり根切り交渉可能だったりもするので、びっくりな値段で掘り出し物をゲットできるかもしれません! フリマならではの醍醐味ですね。
また、一般参加のブース以外にも、「わめぞ」に所属する古書店のブースや、トークショー、落語会、ブングテンなどといった目白押しなイベントも開催されるので、お祭り気分でさまざまな楽しみ方をすることができます。
一般参加者募集は4月26日(日)からになります。
詳しい情報は以下のサイトでチェックしてくださいね(文・こーのまな)。
開催日時
2015年5月17日(日)11:00〜16:00(雨天順延の場合5月24日)
<会場>
雑司が谷・鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
東京メトロ副都心線・雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ
<鬼子母神通り みちくさ市 公式HP>
【同日開催イベント】
みちくさ市連続講座 「『作品と商品』のあいだ~表現という仕事のリアルな現場の話~」
聞き手:中野達仁(東北新社:CMディレクター) 司会:武田俊(TO magazine編集部)
第2回 ゲスト:澤部渡さん(スカート)
13:30~15:00 雨天開催
会場:雑司ケ谷地域文化創造館 第2会議室
http://kmstreet.exblog.jp/18596651/
「みちくさ市 ブングテン18」
11:00~16:00 雨天開催
会場:旧高田小学校職員室
楽しい文房具の展示、ワークショップがたくさん!
「雑司が谷ワンコイン落語会」
会場:雑司が谷地域文化創造館・地下1階・多目的ホール
5月17日(日) 14:00~ 先着100名 入場料500円
出演:川柳つくし
雑司が谷地域文化創造館、窓口、電話で受け付け中。
問い合わせ 03-3590-1253
http://www.toshima-mirai.jp/center/e_zoshigaya/pr.html#rakugokai18
「手創り市」
会場:鬼子母神/大鳥神社 9:00~16:00
雑司が谷の大人気イベント
http://www.tezukuriichi.com/home.html
Photo by Hirofumi Aoki.