記事一覧
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雲、汗、サイダー、ラムネ…同じ言葉でも、短歌にしたら解釈も景色も十人十色だった
枯葉、落ち葉、かれっぱ……詩人・金子みすずは、1つのできごとをいろいろな言葉に置き換えて遊んでいたらしい。日本語の特徴として、ある物事がさまざまに言い換えられ... -
韓国・ソウル旅行に行ってみた!グルメ、エステ、ショッピング三昧の2泊3日を紹介
韓国・ソウルに2泊3日の旅行に行ってきた。大学生になったら海外旅行をしたい! と思いながら受験勉強に勤しんでいたものの、入学後に待っていたのは新型コロナウイル... -
太宰治、石川啄木、永井荷風…文豪たちもメロメロになった芸者遊びの魅力
借金、薬物、女遊び……。明治、昭和の文豪たちは、小説だけでなく暮らしぶりに注目されることが多く、エピソードに事欠きません。この記事では、文豪たちのかずかずの逸... -
日本の俳句や文学はどのように英訳されている?読み解くと見えてきた文化・言語の違い
古池や蛙飛び込む水の音 松尾芭蕉が書いたこの俳句は、日本人なら誰もが知っているだろう。俳句というのはそもそもすべてを事細かに説明しないことを美徳とする節があり... -
赤貝は「甘くて美味い」、親は「自分を生んだ人」…日本初の辞書は作者の主張が強かった
突然だが自慢させてほしい。筆者の宝物「言海(げんかい)」である。日本初の近代的国語辞典。初版の発行は1889(明治22)年。筆者が持っているものは1925(大正14)年に発行... -
夏目漱石『三四郎』から学ぶ、生きづらい現代社会を生き抜くヒント
「生きづらい」という言葉をよく耳にする。確かに、今の世の中には、人を認めるだけでなく、否定する風潮も一定数あるように思う。しかし、私たちはそれでも生き抜かな... -
陸上競技を描いた小説3作を徹底比較!同じ題材でどんな違いがあるのか
さて突然ですが、皆さんはあるテーマに沿って本を読み比べたことはありますでしょうか? 同じ作家さんの本、同じ賞にノミネートされた本など、比べ方って色々あると思... -
聴覚障がいの一種・ろう者のアイデンティティから見えてくる「言葉」「障がい」「普通の人」の本当の定義
「ろう者」と呼ばれる人々をご存知でしょうか。聴覚障がい者の分類のひとつで、先天性または幼少期の言語獲得以前に聴力を失い、基本的に手話を母語(*自然と覚える言... -
道徳をあえてぶっ壊す?フランス文学と日本の漫画から見るアンチモラル
「モラリスト」とは直訳すると「道徳的な人」のことで、主にフランスの思想家を指す。ところがフランス文学では、性描写においてモラルを冒涜するものが好まれているよ... -
尾崎放哉は「咳をしても一人」だったのか?調べたら意外な素顔が見えてきた
咳をしても一人 何とも哀愁が漂うこの句をご存じだろうか。俳人・尾崎放哉(おざきほうさい・1885年~1926年)の代表作の一つである。尾崎放哉は明治から大正に活躍した...