出るか大穴!寺山修司の言葉を信じて「安田記念」全レースで3ー5の馬券を買ってみた

 

ーとある昼下がりー

 

編集長・コエヌマ「マナ・コノさん。ちょっとおもしろい企画あるんだけど、やりません?」

筆者「なんですか?」

コエヌマ「競馬の取材! 寺山修司ネタでいいのがあるんですよ〜!」

筆者「は? いやですよ。わたし、ギャンブルだいっきらいなんで。」

コエヌマ「え〜〜〜やりましょうよ! 競馬いきましょうよ! 馬券買うお金はこっちでだしますし、勝ったぶんは山分けにするので!」

筆者「やります(即答)」

 

……というわけで始まりました、今回の企画。序盤から、欲にまみれた大人の私情をはさみまくりです。

 

目次

「3-5」の2連単は「産後の大穴」らしい。

 

コエヌマいわく、「寺山修司は、競馬で“3-5”の二連単を推していたらしい。だからそれにあやかって、12レース全部“3-5”にかけてみるっていうの、どうでしょう!?」とのこと。以下がソースだ。

 

 

その夜、スシ屋の政ののれんの中はひどい混雑だった。客たちは四歳馬オープンの大穴のことを口にしながら飲んでいたのだ。

「だから、言ったじゃないか。3-5は(産後)で、大穴に決まってるってさ!」

ミス・トルコの桃ちゃんが、けたたましく笑った。(『競馬への望郷』より)

 

 

だが、この三―六という数もやがて気になりだした。ひっくり返すと、六三は無産となる。(もう一つおさえに、オンワードヒルの五枠をからませて三―五というのも買おう。産後の大穴ということもあるからな)―そう思って寝たのであった。(『馬破れて草原あり』より)

 

どうやらコエヌマは、上記の引用箇所を真に受けたらしい。当たるわけないじゃん。

 

コエヌマ「6月7日に“安田記念”っていうデッカいレースが開催されるから、せっかくだしそれに行きましょう!」

筆者「わかりました(しょうがねーな、まあ、万が一勝ったらまわらない寿司たべよ)」

 

 

 

 そんなわけで、安田記念レースにやってきました。

 

よっしゃー!! やってきたぞ、東京・府中競馬場!!

(※朝はやかったため、このときめっちゃねむい)

 

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はじめて訪れる競馬場になんだかんだテンション上がりまくる筆者(右)と、この日完全なるプライベートで同行していた女性ライター・ぶっきー。

 

筆者「え、ひろくない!? 競馬場めっちゃひろくない?!」

ぶっきー「あ、馬いる! 馬! 馬いるよコエヌマさん!」

筆者「てか、競馬場めっちゃきれいじゃない?! やばくない?! やばくない?!」

コエヌマ「そうですね。あ、マナ・コノさん、これどうぞ。今日の軍資金です。」

 

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1口千円、全12レース分しめて1万2千円! いただきましたー!

(※このときもまだめっちゃねむい。なんかもっと業にまみれたいやらしい顔をすればよかった)

 

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おぼつかない手つきで馬券を買います。

人じゃなくて機械で買うんですね。ハイテクな世の中だ。

 

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じょうずにかえました(もちろん、全部3-5)。

 

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意外とたのしくて目もさめてきたので、競馬新聞片手にノリノリに予想なんかしてみようかな、へへ。

 

……(((暗号すぎて、なに書いてあるかぜんぜんわかんねえ……!)))

 

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