下鴨納涼古本まつり 『夜は短し歩けよ乙女』の舞台にもなった夏の京都の風物詩

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8月中旬。お盆の時期に合わせて、京都は糺ノ森内にて古本の祭典が行われます。その名も下鴨納涼古本まつり。一体どんなイベントなのでしょうか?

 

今年で28回を迎える下鴨納涼古本まつりは、8月11日から16日まで開かれました。この古本市は、森見登美彦作の小説『夜は短し歩けよ乙女』の中で、物語の重要場面として登場することでも知られる、京都の夏の風物詩です。

 

毎年、約40店舗の古本屋さんが参加し、持ちよる古本で糺ノ森を埋め尽くします。しかし、この下鴨納涼古本まつりは古本だけでなく、イベントを開催するスタッフの来場者に対する思いやりでも溢れていたのです。

 

子連れも楽しめるように。種類が豊富な児童書コーナーあり〼

 

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この古本市では、子どもでも古本を堪能できるようにと、児童書も数多く取り揃えています。それも他の古本市では類をみないほど。

 

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児童書だからといって、お客さんは子どもたちだけではありません。

 

息子へどんなドリルを買おうか悩むお母さん、孫へどんな絵本を買おうかコーナーを右往左往するおじいちゃん、小さいころ読んだ児童書を懐かしそうに読み返しているお姉さん、値段が安い事をいいことにお父さんに大量の本を買ってもらおうとせがむ小学生など、大人も子供も入り混じった、数多くの来場者の背中がありました。

 

古本屋から夏のプレゼント。オリジナル団扇あり〼

 

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古本まつりが開かれるのは、まだまだ猛暑が続く8月中旬。森の中で開催されるとはいえ、来場者の額には汗が流れるほどの暑さです。そんな中でも来場者が古本を集中して選べるようにと、下鴨納涼古本市オリジナル団扇が毎年配られます。

 

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デザインも可愛いこのオリジナル団扇。古本市の会場の至る所で、来場者が団扇をパタパタと仰ぎながら古本を選んでいました。その姿を見ると、下鴨「納涼」古本まつりという名が本当に相応しく感じます。

 

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その他にも、どのような古本屋が出店しているのかがわかる目録(1冊500円)の販売や、荷物や買った古本を預けられる預かり所など、素敵な思いやりがたくさん!  一体どんな方達が思いやりに溢れた古本市を運営なさっているのでしょうか。