【前編】個性派本屋「双子のライオン堂」の1日スタッフを体験して気付いた、これからの書店のあり方

 

【17:00】お遣いで新宿ゴールデン街へ

 

筆者「竹田さん、イベントのフライヤーなどあれば、月に吠えるに置きますよ!」

竹田さん「本当ですか? じゃあこの、ブックエンド展のフライヤーをお願いできますか」

筆者「もちろんです! 月に吠えるには読書好きが集まるから、興味を持つお客さんもいると思います」

 

月に吠えるまでは丸ノ内線で4駅。これだけ近いのだから、今後もっと、2つのお店で交流が生まれたらいいなと思う。

 

 

月に吠える到着、フライヤーをセット。双子のライオン堂書店と月に吠えるが繋がったように感じて、うれしかった。

 

 

【18:30】再び店番

 

双子のライオン堂書店に戻ると、2回目の読書会が始まっていた。竹田さんによると、読書会はほぼ毎週開催しているとのこと。多いときは、一日に3回することもあるのだとか。

 

筆者「読書会はどうして始めたんですか?」

竹田さん「お客さんが、『読書会が最近流行ってるらしい。けど本屋でやってる読書会ってまだないんじゃない?』と言ってくれたんです。誰もやっていない、と聞くとやりたくなるんですよね(笑)。それで始めました」

筆者「行動的ですね(笑)」

 

今ではすっかり定番イベントとして定着し、お客さん同士のコミュニケーションの場として機能しているのだそう。竹田さん、接客はお任せを!  安心して読書会を楽しんでください!

 

【20:00】店内で酒盛りが

 

何とか接客をこなしていると、書店スペースの隣で行われていた読書会が終了。解散かと思いきや、そのまま打ち上げが始まった。参加者たちがお菓子をつまみ、お酒を飲みながらおしゃべりしている。

 

 

「イベントがない日でも、こうして20時すぎくらいになると、お客さんが集まってきて、お酒やお菓子を持ち寄って、宴会が始まるんですよ」と竹田さん。双子のライオン堂書店は、本好きにとってのひとつの居場所になっているみたいだ。

 

参加者の一人は、こう言っていた。

 

「遊びに来るのはここが一番いいですよ。楽しい!」

 

「本を買いに」ではなく、「遊びに」という言葉が、双子のライオン堂のあり方を象徴しているようだった。《取材・文 西東美智子(シュナスキー・ライティング)》

 

後編に続く。