唐十郎率いる劇団唐組の紅テント公演『透明人間』が、花園神社・鬼子母神などで開催中

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唐十郎(からじゅうろう)率いる劇団唐組の舞台『透明人間』が、現在公演中です。

 

東京公演は、雑司が谷の鬼子母神と、我らがプチ文壇バー「月に吠える」から目と鼻の先にある新宿・花園神社で行われます。

 

〈今後の公演スケジュール〉
鬼子母神: 5月23日(土)、24日(日)、29日(金)、30日、(土)31日(日)
花園神社:6月6日(土)、7日(日)/12日(金)、13日(土)、14日(日)
(長野公演は6月19~21日)

 

「唐組」とは、60年代アングラ演劇の創業者である唐十郎を中心とした劇団で、公演の際に「紅テント」と呼ばれるサーカス小屋のような独自の舞台用ステージを設置するなど、前衛的な活動を繰り広げています。
初回公演は1967年(!!)、結成から50年近くたった現在でも、年に2回ほどのペースで花園神社や鬼子母神を中心に公演を開催しています。

 

唐十郎(から じゅうろう)1940年生まれ。劇作家・作家・演出家・俳優。
小説『佐川君からの手紙』で芥川賞受賞、その他にも戯曲を始めとする著書多数。kara

 

唐十郎の名前は知っていても、実際に作品世界に触れたことのない読者もいるかと思います。この機会にぜひ唐組の舞台に足を運んで、彼らの紡ぎ出す芸術世界に触れてみてはいかがでしょうか。

 

『透明人間』あらすじ

 

ある暑い日、僕の町内に「水を恐がる犬」の噂がひろがった。 保健所員・田口はふってわいた狂犬病騒動の調査にとり掛かった。 調べを進めていくうちに、ある煙だらけの焼きとり屋の二階にたどり着く……。

 

そこに間借りしている老調教師・合田とその飼犬・時次郎、同じくその焼きとり屋に居候する、合田の元軍用犬学校時代の同僚の息子・辻くんが、その元凶であった。 あまつさえその時次郎は、この騒ぎをよそに辻くんと散歩中だという。

 

そんなところへ野球広場の少年が咬まれたという一報が飛び込んできた。 町内は大騒ぎになり、母親は少年を連れてどなり込んでくる勢いだ。 ところが当の辻くんは、犬を野放しにしたままひとり帰り、店の何故かしゃべらぬ女店員・モモを相手に語り始めるのだった。

 

「浮かんで、行け、どこまでも逃げて行け。そして、又会う時、この水中花の誓いを忘れるな。おまえが、もう俺を忘れていても、俺は、また、この水中花に似たものを、おまえにかざそう。そしたらきっと俺と思え」

 

スーパーマーケットの前にできた水たまりは、いつか戦時中の福建省にあった演習地の沼へ。幻の沼は時空を駆け巡り、水が水を呼ぶ恐水幻想が雨降る焼きとり屋の二階にあふれだす。 透明人間はここにいたのか! (劇団唐組ブログより引用)

 

詳しい公演情報は以下サイトにてチェックしてみてください(文 マナ・コノ)。

 

<劇団唐組ブログ>
http://ameblo.jp/karagumi/

 

 

Photo by Kazunori Ohki 大木 一範.