【2/3】大島薫さん、著書「ボクらしく。」で本名から生い立ち、AV時代まで赤裸々告白

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成功するためには「伝え方」が大事

 

―少し気が早いですが、第2作ではどんな本を出したいですか?

 

タレントの本はどうしてもエッセイ的なものになっちゃうので、逆に小説だけ書いてみたいですね。ジャンルは、ミステリーが好きなので書いてみたいと思いますし、純文学も書いてみたいです。

 

 

―作家やライターを目指す若者に、夢を叶えるためのアドバイスをお願いします。

 

今はネットがあるから、意外と入り口は広がったのかなって思っちゃいますね。それこそ、新人賞に応募してデビューとかっていう世界でもなくなってきたのかなと。ネットで文章を投稿してめちゃめちゃ人気が出て、本当に作家になっちゃった、みたいなこともあり得るわけで。

 

ボクとしては、上手くいってない人は伝え方があんまり上手ではない人が多いな、っていう印象で。自分がこんなに画力がある、文章力がある、歌唱力があるって思っていても、そういう人はたくさんいるわけで。その中で世に出てくる人っていうのは、やっぱり伝え方が上手い。人はそれを“戦略”っていうのかもしれないですけど。

 

ネットに文章を投稿して人気に火がつき、本当に作家になっちゃった方とか、伝え方が上手だったんだと思うんですよ。文章での伝え方ではなく、世に自分っていうものの価値を伝えるのが上手かったっていう。

 

 

―それはいわゆる、自己プロデュースのようなことでしょうか?

 

って言うことだと思います。自分の書きたいものや、言いたいことではない場合もあると思うんですよね、大衆に受けるってことを考えると。でも本当に書きたいものがあれば、手段を選んでる場合じゃないと思うんですよ。それは後々やれば良いことで、まずは挨拶みたいなもんだと思って、ポップでキャッチ―なものをやることも必要なんじゃないかなと。

 

で、それは「自分に正直に生きる」ってことから外れるような気がしますけど、自分のやりたいことを、人に分かる形で伝えるっていうことが“伝え方”だと思うので、決して自分のやりたくないことをやるっていうわけではなくって。

 

 

―あくまでやりたいことの本質はブレないようにしつつ、世間に受け入れられるように変化させる、ということですね?

 

そうですね。外見を変えるというか、そういうことが必要じゃないかと思います。(取材・文 コエヌマカズユキ)

 

次回へ続く

 

oshima001

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