雑司が谷で開催された、古本のフリーマーケット「第29回鬼子母神通り みちくさ市」に行ってみた!

5月17日、日曜日の昼下がり。地下鉄副都心線・雑司が谷駅を降りると、まだまだ春だというのに猛烈な日差しと暑さに見舞われた。「雨にならなかっただけまだマシか……」と、汗をぬぐいつつ向かう先は、すぐ目の前の鬼子母神通り。

 

そう。この日、この場所で、古本のフリーマーケット「第29回鬼子母神通り みちくさ市」が行われるのであった————。

 

はい! そんなわけで! やってきました「みちくさ市」!

 

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どーん!!

 

以前こちらの記事でもご紹介しましたが、今日はこの「みちくさ市」に潜入してみた模様をゆる〜くレポしていきたいと思います。

 

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商店街の道路に面して左右にぽつりぽつりと、比較的距離を保ちながらブースが並んでいます。

 

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お布団やさんの軒下にもブースが。ザ・昔ながらの商店街といった風情でとてもほっこりしますね。

 

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ブースには個性的な本が並びます。

 

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本以外に、手作り楽器を販売している方も。(こちらは「カリンバ」という民族楽器)

 

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こちらは、本とサンドイッチをドッキングさせた架空の会社、ポンコツ堂さん。クラフト・エヴィング商會としても活動する吉田篤弘さんの、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』からインスピレーションを受けたそう。

 

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「本とサンドイッチって、似てると思うんです。本は間に物語が入っていて、サンドイッチは間に具が入ってる。だから、しおりを具にしたら、本がサンドイッチになるんです!」

 

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看板がユニークな茶柱ブックスさんは、親子二人で仲良く出店。

 

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古書以外に、猫やカッパをモチーフにした豆本やグッズも販売されていました。

 

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オリジナルの冊子を持ち寄っている方も。

 

 

続いて、旧高田小学校で開催されている「ブングテン」へ向かいます。この「ブングテン」では、文字通り、文房具を題材にしたワークショップや展示などのイベントが行われています。

 

こちらも個性的な出展がもりだくさんでした!

 

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会場に入ってまず目に入ってきたのは、まんがの効果線を描くワークショップ!

 

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効果線とは、こーゆーやつです。

 

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ホストは、漫画家の栗原まもる先生。

取材用に写真をお願いすると、「え〜〜〜! 今日すっぴんなのに! どうしよう!」と言いながらも快く応じてくださいました。すっぴんでも十分お綺麗です!

 

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ほかにも、日本全国のマグネットが展示されていたり、

 

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切り開かれて内側のデザインが見えるようになった封筒がずらり。

個人的にはこちらの展示が一番ハートにズッキュンだったので、ちゃっかり一緒に記念撮影♡

 

カメラマンで同行していた当サイト編集長コエヌマさんも思わず「まるでタモリ倶楽部の世界だ……」と漏らしてしまうほど、ディープな展示がてんこもりでした。

 

ブングテンを満喫し、古本市を取材というよりもわりと私的に楽しんでいるうちに、時刻は午後4時。あっというまにイベント終了の時間です。

 

そこで最後に、みちくさ市を企画運営している団体「わめぞ」の代表で、古本屋「古書現世」の店長でもある向井透史さんにお話をおうかがいしてきました。

 

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——今日一日イベントを終えてみて、いかがでしたか?

 

このみちくさ市もプレ開催を含めて今回で30回目なので、ある程度定番になってきました。それなりに常連の方も多いですしね。これからももっともっと、色んな人が訪れてくれるようになればと思います。

 

とくに最近の若い人だと、路面店の古本屋だと入りにくかったりするでしょう。だけど、こうやってストリートでやっていれば、たまたま通りかかった人も「なんだろう?」と気軽に立ち寄ることが出来る。路上とつながっているのは大事なことですよね。

 

 

——本以外にもオリジナル作品などを持ち寄っている出店者が多かったのがとても印象的でした。

 

一応出店条件は「古本20冊以上」だけど、とにかく楽しければなんでもOKなんです。そのあたりはあんまりうるさくは言いたくなくて。

 

そもそも、「みちくさ“古本”市」でなく「みちくさ市」と名付けたのには、理由があるんです。「古本市」と銘打ってしまうと、本以外の他の要素が入りにくくなってしまう。

 

だから、いろいろな要素を盛り込めるように、あえて“古本”という言葉を入れなかったんです。古本市以外にもブングテンやトークショーなどのイベントもありますし、あまり枠にとらわれず、ノールール感を出していきたいですね。

 

 

——今後、新しく取り組んでいきたいことはありますか?

 

そうですね、もっと複合的に色々なことができればなと思います。私たちが場所を提供して、色んな人におもしろい企画をジャンジャン持ち込んでもらって、みなさんにチャレンジしてもらえるような場になるといいですね。そうやって、たくさんの人たちと一緒に創り上げていけたら幸いです。

 

ここでの出店をきっかけに、路面店を持つようになった方もいるんですよ。(※JUNGLE BOOKSさん )そういう人も多くなってきているので、このみちくさ市という場がみなさんにとって何かのきっかけになるといいです。

 

いらっしゃるお客さんも、それぞれ古本市だったりトークショーだったり何かしら目当てがあるとは思いますが、それ以上にジャンルをまたいで様々な出会いを持ち帰ってもらいたい。ダイナミックに色んなところから吸収してもらうことができたらと思います。

 

向井さん、とてもピースフルで情熱的な方でした。ありがとうございました!

 

以上、みちくさ市潜入レポートでしたが、いかがでしたか?

ちなみに筆者は村上隆の本を200円、オカルト文学の本を300円でゲットしました! 安い!

次回の開催は9月になるようなので、気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。

(取材&文 マナ・コノ)

 

<わめぞHP>

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